2011年09月27日

江戸東京博物館で開催中のヴェネツィア展をアバウトに…

江戸東京博物館で開催中のヴェネツィア展を観てきた。
平日の昼間ということもあって、かなり空いていた。
アバウトに言えば、平日16時頃の山手線くらいの混み具合。

ちなみ僕にとってヴェネツィアといえば、
塩野七生さんの「海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年」なんだな。
大学生の頃、塩野さんの本を何冊も読んだんだな。
もっとも今は内容はモチロンのこと、ナニを読んだかさえ、ウロ覚えなんだけれど・・・。
覚えていないから断言できないけれど、「海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年」には、海との結婚とか、総督の衣装とか、左右で色違いのタイツ等々、今回の展示品に関係するようなことが多数、書かれてたはずなんだな・・・。

だからといって、今から読み返す元気と気力は無いのだけれど。

江戸東京博物館で開催中のヴェネツィア展をアバウトに…


という訳で、いつののごとくヴェネツィア展をアバウトに紹介してみる次第。

今回の目玉はヴィットーレ・カルパッチョ「二人の貴婦人」。

この作品は超有名なので、説明は省略するけれど・・・(-_-;)
(詳しく知りたい方は、TAKさんの「弐代目・青い日記帳」を読まれることをお勧めします)

作者の名前がアレなんだ!
僕は今回の展示で初めて知ったのだけれど、料理のカルパッチョはヴィットーレ・カルパッチョに由来するんだな。
知らなかったよ。ひとつ利口になってしまったよ。

火を通した肉を食べることを医者に禁じられた貴婦人のために、とある料理人が創った料理がカルパッチョなんだと。
料理の名前を訊かれたときに、肉の赤色がヴィットーレ・カルパッチョが好んで使う赤色に似ていたから「カルパッチョです」と料理人は答えたんだと。

いろんな意味で凄いね。
特に「生肉禁止」じゃなくて「火を通した肉禁止」という点が・・・。


それから入ってすぐの場所にある「No14 地球儀」。
直径が1~1.2メートルくらいかな。
とっても大きいんだな。
地球儀の前に立つと、誰もが日本を探すんだな。
そして一様に「北海道がない」と言うんだな。

でも僕はアレなんだな。
僕は沖縄フリークだから、九州から台湾に至る島々をチェックしたんだな。

九州からトカラ列島・奄美諸島・沖縄本島(←かなり小さく描かれていた)・宮古諸島・八重山諸島・台湾と、
わりと正確に描かれていたんだな。
個人的には、多良間島がない…と突っ込みたい気持ちがないわけでもなかったけれど、
ベネツィアから見れば多良間島のひとつやふたつはアレだろうから、突っ込まないのが大人の対応なんだな。


それから「No17 望遠鏡」
長さは数十センチ・直径数センチくらいなんだな。
海賊船の船長が覗いていそうな望遠鏡なんだな。

この望遠鏡は、体を斜めにすれば覗けるように置いてあるんだな。
それで試しに覗いてみたところ、壁の青色が見えただけなんだな。


それから「No114  カルカニェッティ」
これは高さ50センチくらいの靴なんだな。
4~5年ほど前に、靴底が20センチくらいある靴が流行ったことがあるけれど、
あの靴底が50センチになったと思えば良いんだな。
この靴を履けば、誰でも長身になれるんだな。


それから「番号なし 建物模型」
一般的な貴族の住居を、内部もわかるように作ってあるんだな。
貴族の部屋と使用人の部屋の天井高が、露骨に違うのがわかりやすくてアレなんだな。


それから「第3章 美の殿堂」
このコーナーは、ベネツィア派の絵画のみで構成なんだな。
個人的には「No152 アモールとプシュケ」、「ヴィーナスとサテュロスとキューピッド」がお勧めなんだな。
ナニがどのようにお勧めなのか?
それはアレなんだな・・・ということにしておこう。

という訳で結論。
善は急げ・電話も急げ・ベネツィア展も急げ


江戸東京博物館で開催中のヴェネツィア展を観てきたけれど…
http://quipara.ti-da.net/e3727234.html

Posted by 草野俊哉@三線弾いてハッピーライフ! at 22:40│Comments(0)美術館・博物館・動物園・植物園・水族館
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江戸東京博物館で開催中の
「魅惑の芸術‐千年の都 世界遺産 ヴェネツィア展」に行って来ました。


ヴェネツィア展公式サイト http://www.go-venezia.com/

「世界遺産「ヴェネツィア」の...
「ヴェネツィア展」【弐代目・青い日記帳 】at 2011年09月28日 21:03
 
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