一昨日から書いているからご存じの方が多いと思うけれど、1000人の内999人くらいはご存知でないかもしれないので、書いておく次第。
先日のこと、僕は参議院議員会館に行ってきたんだな。
参議院議員会館の中にある
タリーズコーヒーや、
参議院議員会館食堂に行ってきたけれど、それはメインの目的ではないんだな。
(少なくとも建前的には)メインの目的は、モートン・ハルペリン氏の講演を聴くことであって、タリーズコーヒーや参議院議員会館食堂ではないんだな。
「モートン・ハルペリン氏来日記念講演会」
講演名:「沖縄返還 当事者がみる今~47年ぶりの訪沖を振り返って」
日時:2014年9月19日(金) 17:15~18:45
場所:参議院議員会館講堂
主催:新外交イニシアティブ(ND)
モートン・ハルペリン氏については、報道ステーションに登場されていたからご存じの方も多いと思うけれど、ご存じでない方のためにアバウトに紹介しておくと・・・。
小笠原返還や沖縄返還の時に、USA側の担当官として交渉に当たられた方なんだな。
ということで、交渉の裏側をよくご存じの方なんだな。
それで講演内容なんだけれど・・・講演の詳細については、他の方にお任せするとして・・・(*_*;
話は飛ぶけれど、僕は外務省外交史料館で、小笠原返還に関する資料を読んだことがあるんだな。
日本の駐米大使と、米国の国務次官補の間では、下記のような交渉等があったんだな。
日本「(硫黄島の)摺鉢山に星条旗を立てるのは止めてもらいたなぁ・・・。(日本)国民がうるさいんだよ」
米国「それはこちらも同じだよ。小笠原を返還するのはなんの支障もないけれど、摺鉢山に記念施設を作って、そこに星条旗を立てないと、海兵隊と(米国)国民が許さないんだよ」
日本「◯◯新聞が、摺鉢山の記念施設建設計画をすっぱ抜いたから、色々と大変なんだよ」
沖縄返還でも、同様の動きがあったようなんだな。
米軍には、仲間の犠牲の上で沖縄をゲットできたという意識が強いから、おいそれと返還に応じるようなアレではなかったようなんだな。
そして日本側は米国側のそんな雰囲気を察して、自分からは返還を要求しなかったようなんだな。
米国側に断られて、状況がややこしくなることを懸念したようなんだな。
コレが本当なら(きっと間違いなく本当のことだと思うけれど)、日本の弱腰外交は何とかならんものかなぁ!と切に思うわけなんだな。
コバンザメの生き方を否定するわけではないけれど、もう少しうまく立ち回れないものか!と願わずにはいられないんだな。
そしていま、一番大事なことはアレだな。
(僕を含め)国民一人一人が、日本の外交に興味を持つことだろうなぁ。