今年1回目の美術館巡礼として、レアンドロ・エルリッヒ展に行ってきた。
元日からオープンしている美術館は、都内ではココだけ(たぶん)。
それなりに混んでいるかなぁ・・・と思っていたけれど、空いていてびっくり(-_-;)
やはり元日からっ美術館に行く人は、多くないのね。
行ってきた感想を一言で言うと、「自分の目に見えるモノが、事実とは限らないという当たり前のことを再認識させられた」。
ポスターにもなっている壁に張り付く人々(作品名:建物)は、何がどうなっているのかなぁ・・・と思っていたら、巨大な鏡が45度の角度で張り付けてあるんだね。納得!
しかもそれは、階段の裏側でした・・・みたいなオチもあるみたい('◇')ゞ
「教室」は、自分の姿がガラスに反射して、自分=亡霊のようなイメージで自分が見える作品。
左側の黄色い亡霊が僕(草野)。
「試着室」は迷路のような作品。
鏡があるべき部分がぶち抜きになっているため、「自分が写っているはずの枠内に他人が見える」状態になる。
入口から出口へは、ぶち抜きになっている枠を何個も通り越す必要があり、迷路的になっているのが笑える。
(本物の迷路ほど、脱出に迷う訳ではないけれれど)
「美容室(だったかな?)」は、だまし絵的な作品。
椅子に座ると、前にあるはずの鏡はぶち抜きになっており、入る前には存在が分らない隣室の美容室を歩いている人たちが鏡に写ることになる。
あるいは、手前の鏡ではなく、奥の鏡に自分が写ることになり、「頭の中が???」となる。
これは結構・・・焦る。
今年は元日から、気分が良いね。