母校明大の米沢嘉博記念図書館はマンガ喫茶とは全く違った

草野俊哉@三線弾いてハッピーライフ!

2009年11月04日 00:54

母校・明大が開設した「米沢嘉博記念図書館」に行って来た。
これがそれ
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御茶ノ水駅界隈(明大校舎の大半がある)にはときどき行くけれど、
「米沢嘉博記念図書館」のある猿楽町方面には滅多に行かない。
もしかして・・・もしかしなくても・・・
猿楽町に来るのは、大学卒業以来じゃないだろうか。
そんな気がする・・・。


猿楽町の風景は、思いっきり変わったと思うのだけれど、
二十数年前の猿楽町の風景を覚えている訳ではないので、
変わったのかどうかさえ、判らない。
もっともそんなどうでも良い個人的な感傷は、
僕しか気にしないと思うけれど・・・。


米沢嘉博記念図書館は、「えっ?ここも母校の校舎なの?」という感じの、
僕的には「なんだかなぁ・・・本当かなぁ・・・こんな場所まで?」みたいなところにあった。


僕が行ったのは、3日(火・祝)の14時ごろ。
開館して間もないこともあり、
(開館して3日目・・・だと思う)
僕自身を含めて利用者も、図書館スタッフも、なんだかぎこちない。


図書館の利用方法や、アクセス・目的などは米沢嘉博記念図書館サイトを参照していただくとして・・・。


僕の感想をざっくりと書いてみる。

「マンガ喫茶とはぜんぜん違う」
「バーの利用方法に似ている」
「在校生は無料で良いなぁ!と思っていたけれど、在校生が使いこなすのはちょっと厳しいかな」


2Fの開架閲覧室にあるマンガは、それほど多くない。
小さめのマンガ喫茶の半分くらいの冊数だろう。
その代わり、マンガ喫茶には絶対置いていないと断言できる「マンガ評論」「マンガ批評」類の書籍が多い。


この図書館の真髄は、14万冊(20万冊だったかな)にも上る閉架の本を閲覧請求することにある訳だ。
だから、街中のマンガ喫茶に行って「面白そうなマンガを探す」というパターンでは、
米沢嘉博記念図書館は使いこなせない訳だ。

あらかじめ「このマンガを請求しよう」と決めておかないと、空振りを食らってしまう訳だ。


ということで、物は試しに「高橋葉介」で検索してみた。
僕は高橋葉介さんが大好きで、僕の脳内世界ではビッグな方なのだけれど、
世間一般での高橋葉介さんの認知度はアレなので、
検索対象にちょうど良いかと思った訳だ。

検索結果は20冊ほどヒット・・・
20冊かぁ・・・。
高橋葉介さんが1冊も置いてないマンガ喫茶もあるのだから、、20冊もあれば充分ではあるのだけれど・・・
米沢先輩のコレクションにため息をつく、とんでもない後輩だなぁ >俺自身が(爆)


ちなみに、一般的にバーには「お品書き」「メニュー」が無い。
カクテルの種類が多すぎて、書ききれないからだ。
逆に言えば、カクテルを知らないとバーでは何も注文できない・・・という訳だ。
(実際には、バーテンダーさんに好みを言えば、色々と作ってくれるけれど・・・米沢嘉博記念図書館のスタッフさんに好みのマンガの傾向を伝えても、相手にされないだろう・・・)


僕の前に座っていた人は研究者らしく、
いろんな本を検索しては閲覧請求していた。
こんな人にとっては、天国みたいな図書館なんだろうなぁ・・・。


ITmedeia news「米沢嘉博記念図書館」オープン 漫画誌など14万冊で、
漫画家のみなもと太郎さんが言っているように
「マンガを浮世絵の二の舞にさせない」ためにも、文化庁には明大の次なる計画の支援を、ぜひとも前向きに検討していただきたいなぁと思う次第。


なお明大の次なる計画の詳細は、
ITmedeia news明治大学が「東京国際マンガ図書館」 サブカル全般をアーカイブ、世界最大規模に が詳しいです。






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