2022年09月25日

国立能楽堂で開催中の企画展「秋の風 能楽と日本美術」を見てきた

4年ぶりにブログを書いている。
新鮮だ。
いろんな意味で新鮮だ。

国立能楽堂で開催中の企画展「秋の風 能楽と日本美術」を見てきた


国立能楽堂で開催中の企画展「秋の風 能楽と日本美術」を見てきた。

同展の趣旨は、タイトルに「秋」ことからも分かるように、秋を感じさせる植物等をテーマにした作品を展示することです。

また展覧会の構成は、秋に関するワード別になっています。
具体的には「琳派と秋」「秋草」「武蔵野」「秋の虫」「萩」「葛」「薄・芒」「菊」「撫子」「紅葉」ごとに、関連する作品がまとめて展示してあります。

同展は、能楽堂の資料室に展示されています。
そして資料室は、正面玄関からではなく、脇にある事務室入り口から入ります。
気を付けないと、関係ないところに行ってしまいます。

国立能楽堂で開催中の企画展「秋の風 能楽と日本美術」を見てきた


目当て作品は10月2日まで展示されている「芒野図屏風 鈴木其一作」。
「芒」は「すすき」と読む。
原っぱなどで見かける、あのススキと同じ意味だ。
「芒野図屏風」は、ススキを屏風に描きました・・・くらいの意味だ。

ちなみに「芒」の草かんむりの下は、「亡」ではないらしい。
ややこしいなぁ・・・と思うのは僕だけかな。

芒野図屏風は芒を描いた作品だから「薄・芒」コーナーにあります。
同コーナーには「薄蒔絵文箱」や「薄蒔絵盃 」が展示してあります。
※蒔絵はマキエと読み、漆工芸の一種です。

芒野図屏風は、一曲半双の画面いっぱいに(正確には画面の7割くらいに)、ピョンピョンと立っている芒の束を描いた作品だ。
芒の密集具合を描き分けることで、画面の空白部分が左右に流れている。
風の通り道が、左右に揺れているようだ。

「芒野図屏風」以外では、印籠がお勧めだ。
印籠と言えば、「水戸黄門の印籠」で印籠を知った人が多いかと思う。
そしてテレビで水戸黄門の印籠しか見たことが無い人が多いのではないかと思う。

同展には印籠が、〇個展示してある。
〇には数字が入るのだけれど、メモした紙を紛失してしまったから、分からなくなってしまった。
6個~8個だったと記憶するけれど・・・。

印籠の実物を見たことが無い人は、ぜひ見に行くべきだ。
印籠の実物を見なかったとしても人生には何の影響もないけれど、それでも見に行った方が良い。

ちなみに同展は無料!
入り口でスタッフさんに「企画展を見に来ました」と言えば、それでOKだ。

「芒野図屏風」の展示は10月2日までだから、善は急げ・展覧会はもっと急げ!

国立能楽堂・資料室URL
https://www.ntj.jac.go.jp/nou/event/7029.html

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