2017年04月09日
「日本、家の列島」展の内覧会に参加してきました
パナソニック汐留ミュージアムで開催中の「日本、家の列島」展の内覧会に参加してきました。
同展はヨーロッパを巡回したあとの帰国展です。
サブタイトルは「フランス人建築家が驚くニッポンの住宅デザイン」となっています。
しかし私はあえて言いたい。
「日本人の私でさえ驚くデザインがいっぱいです!」「そんなデザインの家に住んでいる人がいることに驚きです」と。
40代~50代の結婚相談所・練馬結婚支援センターの草野です。
美術館オーナーのパナソニックさんは、住宅メーカーでもあります。
そのため1年に4回開催される展覧会の内1回は必ず建築に関係する企画になっています。
(ということを、今回の内覧会で初めて知りました)。
同展で知ったのですが、「ヨーロッパの建築家は住宅を設計しない」らしいです。
私の友人知人には建築家が何人もいます。そしてほぼ全員が住宅設計に携わっていますので、「ヨーロッパの建築家は住宅を設計しない」という事実は驚きでした。
理由として、ヨーロッパでは住宅はどれもこれも似通っていて、実験的な建築をする必要が無いから(=建築家の存在意義が無いから)・・・ということがあるようです。
主催者は、新宿・渋谷の建築物とは違う日本の建築風景をヨーロッパの人々に見せたくて、同展を企画しました。
実際にヨーロッパの人々は、従来の日本のイメージと大きく違う住宅に驚いたようです。
駒沢の住宅のように1階の天井(=2階の床)がスノコになっているとか、窓の家のように家の中が丸見えだとか、昭島の家のように梯子で昇降するとか、O邸のように間口は3メートル無いくらい狭いとか、このような住宅はヨーロッパには存在しないように思います。
というより日本においても珍しいでしょう。
ちなみに「住みたいか?」と訊かれたら、私は「遠慮します」と即答します。
しかし住んでいる人たちのインタビューを見ると、皆さん満足されている様子です。
建築士は「住む人間の立場で設計する」「施主さんの理想を形にする」ということですから、私には理解できない世界があるのでしょう。
また展示にはインタビューだけでなく、「フランス人はここに驚いた!」コメントが書いてあります。
これもまた私からすると微妙な世界で「そこに驚きますか!」的なコメントが多数あり、「私はむしろ、そこに驚くことに驚き」ます。
同展では、LinkRayという新しいツールが使えます。
LinkRayをスマホにダウンロードすると、作品の説明がスマホから聞けるようになります。
ただし対応していないスマホ機種が多くあるようで、私のスマホも対応しませんでした。
なので使い勝手のコメントはありません。
更に同展では
「本展参加建築家によるギャラリートーク」
「ゲストアーティスト坂口恭平によるドローイング公開制作」
「学芸員によるギャラリートーク」
「家にちなんだ日限定プレゼント」が実施されます
詳細は https://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/17/170408/ をどうぞ。
※主催者より特別な許可を得て写真撮影しています
「日本、家の列島 フランス人が驚くニッポンの住宅デザイン」展
月日:2017年4月8日(土)~6月25日(日)
会場:パナソニック汐留ミュージアム
URL:https://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/17/170408/
Posted by 草野俊哉@三線弾いてハッピーライフ! at 15:25│Comments(0)
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