2017年05月15日

芸大美術館で開催中の「雪村-奇想の誕生-」を見てきた

芸大美術館で開催中の「雪村-奇想の誕生-」を見てきた


芸大美術館で開催中の「雪村-奇想の誕生-」に行ってきた。
平日の午前中に行ったけれど、午前10時ごろの山手線ていどには混んでいた。
数人程度のグループで来ている人が多かったから、平均して混んでいるんじゃなくて、団子があちこちにあるような混み方だった。

会場は、いつもと逆だった。
芸大美術館は、入場すると左側から入る(時計回り)に見ることが多いけれど、今回は右側から(反時計回り)だった。
いつもの癖で、左側から入ったら、微妙なんだ。
まぁ順路なんて、いつも無視しているから構わないけれどね。

雪村展の雪村は人名。正確には「苗字」!名前ではない。
読み方は「せっそん」
ちなみにフルネームは「雪村周継(せっそんしゅうけい)」。
だから落款は「継雪村」だったりする。

名字検索してみると
全国に200人強の「雪村」さんがいらっしゃるようだ。
ただし読み方は「せっそん」ではなく「ゆきむら」だ。

雪村展で気になった作品を徒然に書いてみる。

14番「薔薇、葦に猫図」
この作品に描かれている猫は1匹!
模様が顔に見えるけれど、足は1組しかないから1匹で間違いなし。
年配の女性たちが「2匹だ!3匹だ!」と言い合っていたけれど、間違いなく1匹だから。

41番「竹村七賢酔舞図」
いかにも正統派の酔っ払いというイメージの賢人が、画面中ほどにいる。
一番楽しそうにしているこのおじさんは、沖縄なら、頭に一升瓶を載せて踊っているところだ。

参考出品 「竜虎図屏風」複製
虎がアカン。
模様が違う!虎の模様じゃない。
顔が違う!虎の顔じゃない。
どの大型猫とも違う
虎を見たことないとはいえ、これは笑える(;´・ω・)

89番「花鳥図屏風」
右側が凝縮されている。
理由は、本来は2倍の大きさを半分にして描いているかららしい。
そのため枯れ枝のジャングルになっている。
鳥がいっぱいいるけれど、枯れ枝に隠れている 「鳥を探せ!」になっている


102番「雪景山水図」 家の中に人間
99番「倣玉潤瀟湘八景図巻」 舟の上にウマと人間
95番「金山寺図屏風」 舟の上に人間、建物の中に人間
簡略化された人間や馬が、一筆書きみたいで秀逸!

126番「寿老・梅に雌鷹・松に雄鷹」
寿老人が二頭身(or三頭身)
まるで奇面組のキャラ。
あるいはガンダムの三頭身!

Posted by 草野俊哉@三線弾いてハッピーライフ! at 22:05│Comments(0)美術館・博物館・動物園・植物園・水族館
 
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