2014年07月21日

外務省外交史料館で小笠原諸島返還関連資料を閲覧してきた!日米の生々しい交渉が垣間みえたんだな!

ご存知のかたはご存知の通り、そうでない方は軽くスルーしていただければ幸いなんだけれど・・・。
というのは、ご存じの方が多いと思うけれど、100人の内95人くらいはご存知でないかもしれないので、アレしておく次第。

僕は「館」と「園」が付く場所が好きなんだな。
具体的には、美術館・博物館・図書館・水族館・動物園・植物園等なんだな。
館林市とか、浦和美園ということじゃないんだな・・・一応念のために書いておく次第。

そして先日は、外務省外交史料館に行ってきたんだな。
僕は初めて知ったのだけれど、外務省外交史料館は誰でも利用できるんだな。
(研究者など、限られた人にだけ公開されているのだと思っていたんだな)。

利用方法はとっても簡単で、身分証明書を見せれば良いだけなんだな。
※正確な利用方法は、外務省外交史料館のサイトをチェックすると良いんだな

ということで、僕は小笠原諸島返還関連資料を閲覧してきた。
日米当局者の生々しい記録なんだな。

外務省外交史料館で小笠原諸島返還関連資料を閲覧してきた!日米の生々しい交渉が垣間みえたんだな!

例えば日本の駐米大使が、米国の国務次官補と会談した時の内容を外務大臣に報告した書類では・・・。

米国「沖縄を先に返還して、その後で小笠原を返還するんじゃなかったの?」
日本「沖縄返還を要求しているのは左翼、小笠原返還を要求しているのは保守。だから沖縄を先に返還してもらうつもりでいたよ。だけど東京都知事は美濃部になったからね。だから小笠原を先に返還してね」
・・・とか、

日本「摺鉢山に星条旗を立てるのは止めてもらいたなぁ・・・。国民がうるさいんだよ」
米国「それはこちらも同じだよ。小笠原を返還するのはなんの支障もないけれど、摺鉢山に記念施設を作って、そこに星条旗を立てないと、海兵隊と国民が許さないんだよ」
日本「◯◯新聞が、摺鉢山の記念施設建設計画をすっぱ抜いたから、色々と大変なんだよ」
・・・みたいな話がいっぱいあるんだな。
笑っちゃくくらいに、直球ストレートど真ん中の話をしているんだな。

外務省外交史料館に行かなくても人生になんの支障もないけれど、面白いから一度くらいは行ってみたら良いと思う今日この頃なんだな。


外務省外交史料館で「日本とトルコ-外交樹立90周年-」展を観てきた
http://quipara.ti-da.net/e6550529.html

ヒットラーと溥儀のサインを観てきた@外務省外交史料館にて
http://quipara.ti-da.net/e6557011.html

Posted by 草野俊哉@三線弾いてハッピーライフ! at 23:58│Comments(0)美術館・博物館・動物園・植物園・水族館
 
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