2011年11月10日

会期が13日までの酒井抱一展後期の展示作品をアバウトに

千葉市美術館で開催されている「酒井抱一と江戸琳派の全貌」展は、会期が13日までなんだな。
泣いても笑っても13日で終わってしまうんだな。

出光美術館で開催中の「長谷川等伯と狩野派」には、
長谷川等伯の作品はたったの3点しか展示されていないけれど、
(個人的には、そのタイトルはいかがなものかと思っているんだな)
「酒井抱一と江戸琳派の全貌」では、
タイトルどおりに酒井抱一作品が(前期・後期併せて)160点も観れるんだな。
※鈴木其一作品も60点観れる

ということで、「抱一ファンは今すぐ急げ、千葉市美術館」なんだな。

ということでPart2、
善は急げ並みのスピードで千葉市美術館に急いで行ってきた僕が、
アバウトに展示作品を紹介してみる次第。

No33「画本虫撰」喜多川歌麿画
歌麿が虫を描写しているんだけれど、描写が細かいんだ。
絵には「蜂」「蜂の巣」「毛虫」が描かれているんだけれど、
蜂の羽の筋、毛虫の毛の一本一本が正確に描写されているんだ。

歌麿というと、空間を大きく切り取った美人画のイメージが強いんだけれど、
デッサンの基礎はきちんとしているんだね・・・って、当たり前か。
顔が崩れた人物画を描くピカソだって、デッサン力は抜群だからね。

No34「月次図」から3月
紋白蝶が画題なんだけれど。
前羽の斑点が2点、後羽の斑点が3点、描かれているんだな。
斑点が可愛いチョウチョなんだな。

子供の頃は家の周りをモンシロチョウが飛び回っていて、
モンシロチョウなんてありふれたチョウチョだと思っていたけれど、
東京に住み始めてからはほとんどお目にかかっていないんだな。

無くなってから、ありふれていたモノが実は貴重だったということに気が付くことが多いけれど、
紋白蝶も、いろんな意味で貴重だったんだな・・・と思う今日この頃。

それにしても抱一描くところのモンシロチョウはメタボ気味だな。

No104「鷽替画賛」
木彫りの鷽替え(ウソカエ)が、梅ノ木に留まっている構図なんだな。
木彫りだけに台座(というのかな・・・鳥の下の木の部分)があるわけなんだが、
台座が梅の枝に乗り切っていないんだな。
笑えるんだな。

No40「水葵に蜻蛉図」
羽を畳んでたたずんでいるのは、糸蜻蛉なんだな。
畳んだ羽が1枚に見えるのは、糸蜻蛉の特徴なんだな(僕の記憶が正しければ)。
糸蜻蛉も紋白蝶同様に、田舎ではいくらでもナンボでも捕まえることが出来たんだな。
だけどもう20年くらい、糸蜻蛉を見ていないような気がする。

No98「柳花帖」
トノサマガエルが描かれているんだな。
1週間ほど前に、我が家のプランターにトノサマガエルさんが鎮座していたんだな。
東京ではガマガエルを見かけることはあっても、トノサマガエルに会うことはあまり無いように思うんだな。
少なくとも僕の場合は、そうなんだな。

モンシロチョウも、イトトンボも、トノサマガエルも、
子供の頃は、掃いて捨てるほどいっぱいいたのだけれど・・・。
トノサマガエルのお尻をツンツンして、カエルのジャンプを友達と競ったものなんだけれど・・・。

今では色んな意味で、なんだかなぁ・・・な今日この頃なんだな。

アバウトな紹介が酒井抱一から脱線して本当にアバウトになってきたので、続きはまた明日・・・。


生誕250年記念酒井抱一と江戸琳派の全貌展@千葉市立
http://quipara.ti-da.net/e3757859.html

酒井抱一展@千葉美術館をアバウトに解説してみる次第
http://quipara.ti-da.net/e3759514.html

酒井抱一展は13日まで!善は急げ電話も急げ抱一展もっと急げ
http://quipara.ti-da.net/e3788800.html

あと3日で会期が終わる酒井抱一展をアバウトに紹介してみる・2
http://quipara.ti-da.net/e3791915.html

Posted by 草野俊哉@三線弾いてハッピーライフ! at 01:34│Comments(0)美術館・博物館・動物園・植物園・水族館
 
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