2011年11月11日

あと3日で会期が終わる酒井抱一展をアバウトに紹介してみる・2

あと3日で終わってしまう展覧会の展示品をアバウトに紹介することにどれくらいの意味があるのだろうか・・・と考え始めると、急降下で落ち込む今日この頃。

落ち込みながらも書き続ける僕は偉い・・・と自画自賛しておこう。

No119猫図
僕は「猫図」は抱一展の目玉作品だと思っているんだな。
前期でも書いたけれど、この作品は笑えるんだな。
どこの世界に、囚人服並みの縞々模様の猫がいるんだ!
こんな縦縞模様の猫が実在したら、ニュースになるつーの。

No49猛虎図
これまた前期でも書いたけれれど、これも笑える作品なんだな。
こんな間の抜けた顔の虎が、どうして猛虎なんだ。
あれが猛虎なら、我が家の猫・ペタは猛猫だつーの・・・ちがうか。

No131老子図
老子が牛にまたがっているんだけれど。
注目すべきは牛だな。
長い胴体にもかかわらず、足が細いんだな。
自重を支えきれるのか?と心配したくなるほど細いんだな。
それなのに、牛の顔は上向きで、楽しそうな笑顔なんだな。
この牛は、色んな意味で偉いと思うんだな・・・違うか。

No83琴高仙人図
仙人が鯉の背中にまたがっているのだけれど、
注目すべきは鯉なんだな。
鯉が鰭をバタバタさせながら、
背中の仙人を振り落とそうとしているんだな。
目は上向きで、顔は天を仰いでいるんだな。
ヒゲを垂らしながら、アベマーと叫んでいるんだな。

だけれど仙人が一枚上だから、鯉はいかんともしがたいんだな。
かわいそうな鯉なんだな・・・違うか。

No74四季花鳥図屏風
右隻には土筆・芽が出たばかり&伸び切ったゼンマイ(ワラビ?)・タンポポ・頭に赤丸を付けた水鳥系の黒い鳥が描かれているんだな。
これらは可愛いんだけれど、画面の真ん中あたりの小鳥の目つきがアレなんだな。
周りを見下した感じで、可愛くないんだな。

左隻には、飛行中の鳥が描かれているんだけれど、
胸が前に出すぎなんだな。
船の舳先のアレ(宇宙戦艦ヤマトのアレ)みたいなんだな、胸が。
どう考えても、その姿勢じゃ飛べないだろう・・・と突っ込みたくなるアレなんだな。

それから雉が描かれているんだけれど、
こちらは羽の模様から嘴の形状と色、尾羽の一本一本にいたるまで、描写が細かいんだな。

No86風神雷神図屏風
この作品は、間違いなく抱一展の目玉の一つなんだな。
宗達や光琳へのオマージュなんだな。
抱一が琳派の一員である証なんだな。

No88風神図扇・雷神図扇
本気で欲しいと思ってしまった。
普段使いの工芸品として、マジでゲットしたいと思ってしまった。
美術作品は、やはり売れてこそナンボの物やね。

No158夏秋草図屏風、159夏秋草図屏風草稿
これもまた、抱一展の目玉作品やね。
風に舞う枯れ葉が、栄華盛衰のすべてを語っているんだな。
作品の前に椅子が置いてあるんだな。
前に人がいなければ、このいすは特等席なんだな。

No76四季草花金銀泥下絵和歌巻
一見すると、とっても地味な作品なんだけれど
(僕の視力が悪いだけかもしれないけれど)
よくみると、バブル以外の何物でもないんだな。
地味にして超ど派手なんだな。

No147倶利伽羅剣二童子像
倶利伽羅剣を飲み込もうとする龍の顔が、ニャロメみたいで笑えるんだな。
口の割れ具合が、ニャロメなんだな。
龍は炎を口から吐くくらいに迫力あるのに、
顔がニャロメだからアレなんだな!
しかも龍の目は、魚の目チックだし・・・。

No161新撰六歌仙・四季草花図屏風
説明版によると、貝母(バイモ)・鋸草・枇杷が描かれているらしいのだけれど、
どの植物がどれに該当するのか・・・まったく判らん。
だいたい貝母と鋸草は、実物そのものを知らないしね・・・。

No208風神雷神図襖(鈴木其一作)
作品の前にあるいすに座って、
頭の中を空っぽにして、
ぼ~っとしながら眺めるのが良いね。
等伯の松林図と同じアレなんだな。
流れる雲の濃淡が立体化して見える瞬間があるんだな。

No250四季草花虫図(市川其融作)
虫が主人公なんだが・・・
ミツバチ・紋白蝶・カタツムリ・カマキリ・シオカラトンボは判った。
僕がアブだと思った虫は、カタログに寄れば熊蜂らしい。
それから画面真ん中の変な虫は鈴虫らしい。
(あれが鈴虫というのは、ちょっと厳しいと思う)

No248百鶴百亀図(市川其融作)
羽数・匹数が問題なんだ。
本当に100なのか!

ということで数えてみた。
1回目 鶴113羽・亀109匹
2回目 鶴99羽・亀リタイア
ということで、正解を知っている人は教えてください。

生誕250年記念酒井抱一と江戸琳派の全貌展@千葉市立
http://quipara.ti-da.net/e3757859.html

酒井抱一展@千葉美術館をアバウトに解説してみる次第
http://quipara.ti-da.net/e3759514.html

酒井抱一展は13日まで!善は急げ電話も急げ抱一展もっと急げ
http://quipara.ti-da.net/e3788800.html

会期が13日までの酒井抱一展後期の展示作品をアバウトに
http://quipara.ti-da.net/e3790446.html

Posted by 草野俊哉@三線弾いてハッピーライフ! at 01:11│Comments(0)美術館・博物館・動物園・植物園・水族館
 
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