2010年10月05日

ゴッホ展@ゴッホの太陽は黄色なんだよ、赤くないんだよ

今さらアレだけれど、皆さんにお聞きしたい。
「太陽は何色ですか?」と。

No91「種まく人」に描かれている太陽は「レモンイエロー」なんだな。
太陽が赤くないんだよ、本当に。

さすがゴッホ。
太陽が黄色だなんて、ありえない色彩感覚。
彼の目には太陽が黄色く見えたんだね。

やはり天才はアレと紙一重だね
…と言いたいところだけれども、アレなんだな。たぶん。きっと。間違いなく。


僕は「ゴッホは黄色が好きだったから、赤い太陽を黄色に塗っちゃった」という訳ではないと思うんだな。

日本以外の大半の国では「太陽=黄色が常識」なんだな。
僕が海外で見た子供たちの絵は、太陽は必ず黄色だったし、
また「日本人の知らない日本語2」にも、そのことが書いてあった・・・と記憶する次第なんだな。


「太陽=黄色」が常識だから黄色に塗った…チャンチャンなんだな。
じゃぁ、ナニが言いたかったんだ?…と突っ込まれると、困ってしまう訳なんだけれど。


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困るから話を変えよう。

ゴッホ展の目玉は、僕的にはNo79の自画像だ。
僕の脳内ワールドでは、「ひまわり」と「自画像」が、ゴッホofゴッホなんだな。
ゴッホofゴッホの自画像が至近距離で見れるんだな、本当に(驚きの近さなんだな)。

ゴッホ展@国立新美術館の素晴らしい点は、作品との至近距離。
どれくらい近いかといえば
No65の「セーヌの岸辺」の画面左上には、ゴッホが意図的につけた指紋があるのだけれど、
視力の良くない僕でさえ指紋が肉眼で見れるんだな。
いつもは単眼鏡を持ち歩いている僕だけれど、
単眼鏡を使わなくても指紋が判別できるんだな。

しかも、ほとんどの作品にはガラスの保護が無いんだな。
指差し確認をしたら、指先が作品に触れてしまう距離なんだな。
(ガラスの保護があるのは、No59の「ひざまずく人体模型の小像」だけ)

という訳で、自画像の筆致の細かい凸凹(←デコボコと読みます、念のため)がチェックでしまうんだな。

自画像の背景の渦巻く点描がアレなんだな。
そしてまた鼻を中心に放射状に伸びる点描もまたアレなんだな。

「アレって何だ?」と訊かれると困るので、訊かないでもらいたいのだけれど、
この力強い筆致の絵の具の伸び具合が、ゴッホofゴッホなんだな。僕的には。


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困る前に話を変えよう。

No117の「アイリス」
これも「いかにもゴッホ」なんだな、僕の脳内世界では。

そしてアイリスは尾形光琳の系図なんだな、僕の脳内世界では。

僕だけだと思うけれども(賛同してくれる方がいれば嬉しいけれど)
ゴッホは、根津美術館が所蔵している国宝「尾形光琳筆 燕子花図(カキツバタズと読みます)」を本歌取りしたのじゃないかな・・・と思うんだな。

まぁ、僕の勘違いかもしれないけれど。


ゴッホ展@ゴッホの太陽は黄色なんだよ、赤くないんだよ

という訳で、明日は「死んじゃったから誰も居ないアルルの寝室」を書いてみようと思う。
覚えていたら。


ゴッホ展~こうして私はゴッホになった~の初日に行ってきた
http://quipara.ti-da.net/e3192067.html

ゴッホ展は最初の3作品を見たら第4展示室にワープすべし
http://quipara.ti-da.net/e3193182.html

ゴッホ展@国立新美術館のパースペクティブフレームの展示は
http://quipara.ti-da.net/e3194246.html

ゴッホ展の子供たち・・・誰も居ないのは死んじゃったから
http://quipara.ti-da.net/e3194255.html

Posted by 草野俊哉@三線弾いてハッピーライフ! at 08:13│Comments(0)美術館・博物館・動物園・植物園・水族館
 
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