2014年07月16日

国立科学博物館の「太古の哺乳類展-日本の化石でたどる進化と絶滅-」展は、ショボイなぁ・・・

猫が天井を見上げているんだな。
何でかというと・・・カナブンが飛んでいるからなんだな。
飼い猫でもハンターの血が騒ぐみたいなんだな。
我が家には小鳥やネズミは居ないから、虫をゲットするのがアレみたいなんだな。

ということで、ペタ・チッタ・パインの3匹が仲良く、天井を見上げているんだな。
クビをシンクロさせて振るさまは、笑えるなぁ・・・色んな意味で。

そんな今日この頃、国立科学博物館で開催中の「太古の哺乳類展-日本の化石でたどる進化と絶滅-」展を観てきた。
同展のコンセプトは、
1,日本で発掘された化石だけで構成する
2,哺乳類だけで構成する
ということなんだな。

哺乳類は、恐竜が世間を闊歩していた頃から存在していたらしい。
恐竜の足元で、こっそりと生きていたらしい。
それは今から1億2000万年前のことなんだな。

「太古の哺乳類展-日本の化石でたどる進化と絶滅-」展で展示されている哺乳類の化石は1億2000万年前から、1万年前までなんだな。
1億2000万年前も、1万年前も大昔だけれど、桁が違うんだな。
1万年前は100世紀前ということだけれど、1億2000万年前は何世紀前なのか?電卓が手元にないからアレなんだな(-_-;)
中国の夏王朝や殷王朝が今から4000年くらい前だから、10000年前はなんとか想像がつくのだけれど、1億2000万年前はピンと来ないんだな。

※1万年前を1分前とすると、1億2000万年前は8.3日前なんだな。
やはり・・・イメージが湧かん。

会場は年代で分かれているんだな。
1億2000万年前~6600万年前 恐竜とともに生きた哺乳類
5000万年前~3400万年前   繁栄の始まり
(中略)
35万年前~2万年前       ナウマンゾウの世界
3万年前~1万年前        大型哺乳類の絶滅

山田五郎の説明によると、日本で発掘された中生代の化石は6点のみ。同展では6点とも展示されているから凄いんだ・・・ということらしい。
※中生代は1億4500万年前~6600万年前

国立科学博物館の「太古の哺乳類展-日本の化石でたどる進化と絶滅-」展は、ショボイなぁ・・・

写真は、その6点のうちの1点なんだな。
真ん中辺りの「化石風」のオブジェは、わかりやすくするためサイズを大きくした見本なんだな。
下の半球カプセルに入っている、大きさ数ミリ程度(小さすぎて写真では分からない)の化石が本物なんだな。

そしてこの化石は「タイプ標本」なんだな。
タイプ標本とは「タイプ標本とは何か 生物の新種を発表するときには、その基準となる標本を指定することになっています。この標本のことをタイプ標本と呼びます。新種発表の基準であるタイプ標本は博物館や研究機関で大切に保管されています。国立科学博物館にも動物や植物等の多くのタイプ標本が保管されています。」by科博なんだな。

「太古の哺乳類展-日本の化石でたどる進化と絶滅-」展では、実に数多くのタイプ標本が展示されているんだな。
これは結構大変なことなんだな。
もっとも部外者の僕には、あまり関係のないことなんだけれど。

むしろ僕としては、動物名の「ドン」が気になってしまうんだな。
写真の動物は「白砂のドン」じゃなくて、「は草野ドン」でもなくて、「ハクサノドン」なんだな。
「◯◯ドン」を見ると、ついつい「壁ドン」をしてみたくなるんだな・・・何の意味もないけれど。

あるいは「中華丼」「麻婆丼」の類を連想してしまうんだな・・・これまた何の意味もないけれど。

※「◯◯ドン」は「◯◯の歯」という意味なんだな(本当)。動物の名前は、歯の形状から付けられることが多いんだな。だから動物名には「◯◯ドン」が多いんだな。


話を戻して・・・。
「太古の哺乳類展-日本の化石でたどる進化と絶滅-」展の目玉は、ナウマンゾウの親子なんだな。
本当は親子じゃないけれど、オスの化石・メスの化石・子どもの化石を並べて、親子として展示しているんだな。
DNA鑑定されたら、一発でアウトになってしまう親子なんだな。
仲の良い親子だなと思っていたら、レンタル家族だった・・・みたいな感じなんだな(違うか!)

国立科学博物館の「太古の哺乳類展-日本の化石でたどる進化と絶滅-」展は、ショボイなぁ・・・


第一会場の最後に、「ミヤコノロジカ」「リュウキュウジカ」「リュウキュウムカシキョン」が展示されているんだな。
ミヤコノロジカは宮古島で、リュウキュウジカとリュウキュウムカシキョンは伊江島で発掘されているんだな。
僕は沖縄フリークだからとても嬉しいけれど・・・沖縄フリークでなければ「数ある化石の一つ」にしか見えないだろうなぁ(-_-;)
だからそれがどうした?・・・と突っ込まれると、困ってしまう程度のアレなんだけれど。

そんなこんなで、国立科学博物館の「太古の哺乳類展-日本の化石でたどる進化と絶滅-」展は、「大哺乳類展 陸のなかまたち」や、「大哺乳類展 海のなかまたち」の続きという位置づけだと思うんだが・・・。

(これだけの企画を実行に移すということは、大変な労力を伴うということはよく分かるんだけれど)、僕のような門外漢にとってはイマイチな企画だという点においては、間違いなく「続き」なんだな(-_-;)

Posted by 草野俊哉@三線弾いてハッピーライフ! at 00:37│Comments(0)美術館・博物館・動物園・植物園・水族館
 
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