2016年09月28日

東京藝術大学大学美術館の監視員さんの新しい仕事!

東京藝術大学大学美術館で開催中の「驚きの明治工藝」を観てきた。

どうでも良いことなんだけれど、この美術館の名称は大学が2回連続するんだな。
東京藝術大学に附属する大学美術館だから、そうなるのだろうけれど・・・(;'∀')

明治工藝といえば京都の清水三年坂美術館が有名で、数年前に三井記念美術館が開催した「超絶技巧!明治工芸の粋」展も清水三年坂美術館の村田コレクションの移動展だったんだけれど、東京藝術大学大学美術館の「驚きの明治工藝」は台湾の「宋培安コレクション」の移動展なんだな。

東京藝術大学大学美術館の監視員さんの新しい仕事!

東京藝術大学大学美術館の監視員さんの新しい仕事!


そして同展での見どころポイントは、2か所なんだな。
一つ目は、展示方法なんだな。
幕末から明治にかけての工芸作品は「観ただけで、凄さが分かる!」ものもあれば、「ナニ?これ?ナニが面白いの?」的なものもあるんだな。
例えば自在置物は、ただ置いてあるだけでは何の変哲もない置物に過ぎないんだな。
ということで同展では、龍の自在置物を動かしている動画を展示しているんだな。
動画を観れば「おぉ!この関節が動くのか!こんなにも曲がるのか!」と驚くこと必至なんだな。

あるいはNo45「竹塗煙管筒(タケヌリキセルツツと読むのかしらん?)
。一見したところ、竹製の煙管入れにしか見えないんだが・・・。
これが何と・・・紙製なんだな!
紙に、竹模様の漆を塗っているんだな!

それから自裁置物をバラシて展示してあるコーナー。
これもアレなんだな。
「自在置物は、こんな風に連結しているのね」と見れば納得できるんだな。

東京藝術大学大学美術館の監視員さんの新しい仕事!


そしてもう一つが、これまた凄いんだ!
美術館巡礼歴が長い僕も初めて見たんだな!

一般的に警備のお姉さん(というのかしらん?)は、椅子に座っているor会場内を歩き回っていることがほとんどなんだな。
だけど同展のお姉さんは、布をもって歩き回っているんだな。
何をしているかといえば・・・。
1、客が、展示物を少しでも近くで観ようとして、ガラスに近づく。
2、アチコチで同時発生的に、オデコとガラスが接触する。
3、アチコチで同時発生的に、ガラスに脂肪跡が付く。
4、お姉さんはアチコチ歩き回りながら、シジフォス(シーシュポス)のようにガラスを拭きまくる。拭いてい拭いてひたすら拭く。
と言う訳でアレだ!

同展に行く人は、倍率3~4倍程度の双眼鏡または単眼鏡を持参しよう。

追伸
警備のお姉さんは、監視員というらしい。
それ以外の呼び方もあるようだけれど・・・。

Posted by 草野俊哉@三線弾いてハッピーライフ! at 00:15│Comments(0)美術館・博物館・動物園・植物園・水族館
 
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