2017年03月24日

「これぞ暁斎! 世界が認めたその画力」展を観てきました

Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「これぞ暁斎! 世界が認めたその画力」展のブロガー内覧会に行ってきました。

40代~50代の結婚相談所・練馬結婚支援センターの草野です。
同展は、タイトル通り「これぞ暁斎!」でした。

暁斎は職業画家として、いろんなジャンルの絵を描いてきました。
ということで「これぞ暁斎!」展では、「カラスの特集」「動物コーナー」「幕末~明治の世相」「鍾馗などの神様」「春画」「幽霊図」「羅漢や達磨さま」と幅広い展示となっています。


「これぞ暁斎! 世界が認めたその画力」展を観てきました


カラスコーナーです。
全部で14点、展示されています。
右も左も正面も、カラスです。
見慣れたカラスですが、暁斎の手にかかると違う動物のように見えます。
美術館で、こんなに多数のカラスを見るのは初めてです!


「これぞ暁斎! 世界が認めたその画力」展を観てきました

続いて動物コーナーです。
ここでのメインは虎です。
No30「月下猛虎図」、No31「月下猛虎図」
ある意味伝統的な・・・というか、猫が巨大化した・・・というか、あまりリアルではない虎です。

また動物コーナー以外でも、猫が多数出てきます。
No4「鯰の船に乗る猫」、No10「鯰の曳き物を引く猫たち」、No37「岩に猫」、No38「眠る猫に蝶」、No52「眠る猫」、No78「猫と鯰」、No79「居眠り鯰と猫」、No146「道化百物かたり」(化け猫がいます)
猫を描く画家といえば歌川国芳です。
そして暁斎は国芳の弟子でした。
ということで、暁斎も猫好きのようです!

「幕末~明治の世相」に関する作品を集めたコーナーでのメインは、No85「放屁合戦」です。
小さな作品ですので、お見逃しなく・・・。
内容は、男子幼稚園児レベルです。
6人のオッサンが、お尻を出し合って、放屁するという・・・それだけです。
もしかしたら何かの風刺になっているのかもしれませんが、僕には「男子幼稚園児レベル」にしか思えませんでした。

「鍾馗などの神様」に関する作品を集めたコーナーでのメインは、No116「貧乏神」です。
神様なのに、みすぼらしいこと、この上ない。
お友達になりたくない神様No1です。


「これぞ暁斎! 世界が認めたその画力」展を観てきました


「幽霊図」を展示しているコーナーでは、やはりNo125「幽霊図」が一番です。
こんな幽霊と遭遇したら・・・と考えるだけでゾッとしますね。
No125「幽霊図」の左には、幽霊図の下絵が展示されています。
完成するまでの、修正の後が良く分かる作品です。
下絵もお見逃しなく。


「これぞ暁斎! 世界が認めたその画力」展を観てきました


それからNo128「地獄大夫と一休」、No129「地獄大夫と一休」
地獄大夫の打掛の細かい描写は、暁斎ならではです。
本当に細かい!
ちなみに打掛の画題は「地獄」です。


「これぞ暁斎! 世界が認めたその画力」展を観てきました


そしてNo142「百鬼夜行図屏風」
ユニークというか、笑っちゃうというか、ちょっと微妙なお化けたちが描かれています。
しかも屏風に!
なんでまた屏風なのでしょか???
こんな「変な屏風」が立てかけられていたら、かなり微妙な雰囲気になると思うのですが・・・。

「これぞ暁斎! 世界が認めたその画力」展は4月16日までです。
会場は、Bunkamuraザ・ミュージアム。
毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)の開館です
公式URLは、http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/17_kyosai/
善は急げ・電話も急げ・暁斎展もっと急げ!・・・です。

注:同展の正式名称には「ゴ ー ル ド マ ン コレクション」が入りますが、この単語はてぃーだブログの登録禁止単語に該当するため、展覧会名を意図的に短く表記しています。

写真は主催者の許可を得て撮っています




Posted by 草野俊哉@三線弾いてハッピーライフ! at 09:23│Comments(0)美術館・博物館・動物園・植物園・水族館
 
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